北海道では冬期間の雪対策がとても重要ですが、近年の地球温暖化による気温上昇の影響もありつい忘れてしまいそうになります。
ところが、この気温上昇により2月以降の雪質が軽い「さらさら雪」から水気を多く含むような「べた雪」状態に変ってきたように感じます。しかしながら、「雪庇」はこれまでと同様に発生しており注意が必要です。
そこで、当事業所では冬期間の雪対策について2年ほど前より、誰にでも簡単に設置可能な雪対策用品「ガレ-ジ補強キット」の開発をはじめ、6月より販売・施工を始めました。この
キットの大きな特長は
①車庫(ガレ-ジ)の変形が生じた後でも装備されている小型のジャッキで必要な高さに屋根の下面を押し上げることが可能です。
②車庫(ガレ-ジ)の変形が生じる前に補強し、変形破損の予防ができます。
③車庫(ガレ-ジ)の補強で屋根の雪下ろし作業を大幅に減らし、高齢者の落下事故を減少させることが可能になります。また、この対策により、雪庇対策効果も期待できるようになります。
④雪庇対策のみの事例では車庫(ガレ-ジ)の風下側を重点的に補強することで比較的に安価に補強が実施できます。
⑤この補強キットの構造部材にはKD材を併用しており、軽量なため高齢者でも簡単に施工できます。また、部材の連結は主にボルト・ナットを使用できるように事前に加工したキットになつています。