トヨタプリウスの後付けインバーターを用いた非常用電源の活用法検討

 今回は非常用電源の活用法について前回の試作開発では常時車載して活用することを目指して試作いましたが、今回は非常時のみ活用することで平常時は車両から下ろし保管することを目指した仕様を検討いたしました。

車種は前回同様のハイブリット型プリウス30系で,前回との相違点はインバーターAC100V,1500Wの他にUSB 5V,2.1Aが追加されている機器を選定しました.また,バッテリーケーブル側にワンタッチで抜き差し可能なコネクターを設けたことです。

 今回の主な使用目的は住宅内の暖房等の電源供給のための接読や停電時の作業性を配慮することでした。

 このため、前回の試作とことなり非常時に誰でも安全で簡単にバッテリーケーブルを接読したり、切り離しが容易であるようにすることでバッテリーケーブル用に使用可能な大型コネクタを探すことになりました。ところが、大きさについても丁度よいサイズはなく、やや大きめの海外製コネクタを検討し用いることとなりました。非常用以外はバッテリーケーブルに接続されたコネクターは安全対策上及び防塵対策を兼ねて収納ケースを設け収納することとしました。

今後の課題としては車体外部に防水防塵機能のあるコンセントを設けることや深夜の防音による周辺環境への影響に配慮できる手法があれば検討してみたいと考えております。